赤楚衛二さんが主演のNetflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』はもう見ましたか?
なんと、8月7日~13日の期間で、Netflixの映画部門で日本のトップ10の1位を記録しました!
8月3日に公開されたばかりなので、勢いが止まらないですよね。
ゾン100の原作は高田康太郎さんで、月刊サンデーGXで2018年11月号から連載中のマンガです。
2023年7月にはアニメ化もされて話題になりました。
アニメ化の1か月後には実写化の配信がスタートしましたが、評価が低めだったり、「つまらない」「面白くない」という感想レビューも見かけます。
そこで今回は、ゾン100の実写化は本当につまらない・面白くないのか、評価や感想レビューを調査しました!
ゾン100実写化はつまらないし面白くない?
赤楚衛二さんが目当てで映画を見た方も多いのではないでしょうか?
私もその一人です^^
この映画では、赤楚さん演じる主人公の天道輝(てんどう あきら)が、街をゾンビが埋め尽くしていることに気付いた瞬間、ブラックな会社に行かなくて済むことのほうに大喜びする、というところからストーリーは展開していきます。
ゾンビだらけの状況に絶望するどころか、喜ぶポイントが「え?!そこなの?!」と突っ込まずにはいられないですよね。
また、アキラと行動を共にするヒロインの三日月閑(みかづき しずか)を白石麻衣さん、竜崎憲一朗(りゅうざき けんいちろう)を柳俊太郎さんが演じています。
ほかにも、アキラが働くブラック企業の上司役に北村一輝さん、アキラが社内で密かに憧れている先輩役の市川由衣さんをはじめ、豪華なメンバーがそろっています。
原作やアニメの評価は高いのに、なぜ実写化が「つまらない」「面白くない」と言われているのでしょうか?
映画の口コミサイトで、低い評価を付けているコメントに多かった内容を調べてみました。
ゾンビ映画としてつまらないという評価
「ゾンビ映画だと期待して見た」という人に多かった意見がこちらです。
・海外のゾンビ映画と比べると、クオリティが低すぎる
・日本のゾンビ映画は好きだけど、これはちょっと違う感じがする
・ゾンビ映画だと思ったら、全然ホラー要素がなくてがっかり
・ゾンビ映画としてはCGがショボい
・ゾンビへの愛が足りない
など、ゾンビ映画だと思って見た人は、低い評価を付けている傾向にありました。
たしかに、ゾンビコメディと紹介しているサイトもあるので、ゾンビ映画が好きな人は「今までとは違ったゾンビ映画が見られるかも♪」と期待したのかもしれませんね。
迫りくるゾンビにハラハラする感じを求めたり、ホラー要素があると思って見たりすると、想定と違いすぎて評価を低くしているようです。
また、「日本のゾンビ映画のB級感を期待したけど違った」という意見も見られました。
個人的には、映画の広告や配信前の告知ムービーを見てコメディ映画だと思っていたので、見る人によっていろいろな捉え方があるんだなぁと思いました。
ストーリーがつまらないという評価
ストーリーについてコメントしている評価で多かった意見がこちらです。
・ゾンビ映画なのかヒーロー映画なのか、ごちゃまぜ感が強くて入り込めなかった
・スピード感がなく、途中からダラダラした感じになる
・ありきたりな感じで、この映画だからこそ!という特徴がない
主人公アキラがゾンビになるまでにしたいことが100あるわけですから、それを約2時間でやりきるのは至難の業ですよね。
そうなると、あれもこれもと次々に展開させていかなくてはいけなかったのかもしれません。
個人的には、映画ではなく連続ドラマだったらもっとゆっくり楽しめたんだろうなぁと思いました。
原作と比較してつまらないという評価
原作と比較してコメントしている評価で多かった意見がこちらです。
・原作のキャラと設定や性格が違う
・この原作を実写化するのは無理がある
・原作で重要なストーリーラインが抜け落ちている
原作は5年近く続いていますので、その内容を129分に収めるのは難しかったでしょうね。
どうしても端折らなければいけないところも出てくるでしょうし、外せない要素が多ければ多少の駆け足感も出てくると思います。
私もこの作品に限らず、原作が好きなマンガが実写化されたときに、原作の世界観とは異なる点が多すぎると、見た後のがっかり感がかなり残ってしまいます。
もちろん、「これはこれでおもしろいなぁ」と思う作品の場合が多いのですが、中には「見なきゃよかったな…」と思うこともあります。
原作愛が強い人や、原作を知らなくてもストーリーを重要視して映画を楽しむ人には、物足りなく感じられたのかもしれませんね。
ゾン100実写化の感想レビューを調査!
賛否両論ある『ゾン100』。
それぞれどのような意見が多いのでしょうか。
映画レビューのサイトやツイッター、YouTubeのコメントなど、ゾン100実写の感想レビューについてまとめてみました。
低評価のレビュー
まずは低評価のレビューについて。
原作ファンもそうでない方も、残念に感じたのはどのような点だったのでしょうか。
とくに多く見られたのは、ストーリーや世界観がよく分からないという声でした。
お金をかけたお遊びのようなかんじ。後半はもうしっちゃかめっちゃかで、自分は何の映画を見てるんだろう?ってわけが分からなくなった。
開始15分くらいがピークでいちばんおもしろかった。サメのゾンビのあたりから、戦隊ものなのかゾンビものなのかよく分からなくなった。
原作はまだ続いていますので、長作を短い時間にいろいろと詰め込みすぎてしまった感じが出たのでしょうか。
スピード感のある展開というよりも、早いペースで話が進んでいく感じがあります。
そのため、見ている人がおいてけぼりにされているように思うのかもしれません。
高評価のレビュー
一方の高評価のレビューには、どのような意見があるのでしょうか。
個性の強いキャラクターが魅力のこの作品。
主人公の前向きなところがよかったという意見が多かったです。
主人公がやりたいことをするための一歩を踏み出すというテーマは、一貫性があって良かった。ばかばかしさが振り切っているところも良いと思う。
今までのゾンビ映画は、「ゾンビになる=死」を避けるためにとにかく必死に戦うのが定番だったけど、この映画は「ゾンビになる前にやりたいことをやっちゃえ!」というポジティブなかんじがいい。
ゾンビから逃げる=焦燥感・悲壮感・絶望感がどうしてもありますが、ゾン100ではネガポジ逆転の発想で「やりたいことをやる」と前進していくところは見ていて応援したくなりますよね。
アホらしくてツッコミどころ満載だけど、主人公のひたむきな姿に元気をもらったという声も多かったです。
また、赤楚さんのファンは高評価を付けているようですね。
たしかに赤楚さんのいろんな表情を堪能できるので、それだけでも評価を高くする気持ちは分かります!
まとめ
今回は、ゾン100の実写化が「つまらない」「面白くない」のは本当なのか、評価や感想レビューを調査した内容でお届けしました。
どこに視点を置いて映画を見るかによって、評価が大きく変わっていますよね。
「ゾン100の実写化はつまらないらしいから見るのやめとこう」というつぶやきを、ツイッターでもちらほら見かけます。
でも、評価や感想レビューをいろいろと見てみると、それぞれに面白く感じる要素が書かれてあるので、自分なりに楽しめるポイントを探しながら見るのもいいかもしれませんね!
余談ですが、Netflix JapanのYouTube公式チャンネルでは、ゾン100実写映画の珍プレー集が見られます。
映画が面白かった人も面白くない人も、映画はまだ見てないよーという人も、思わず笑ってしまうのでぜひ見てみてくださいね☆