2022年4月19日、人気マンガの『ゴールデンカムイ』の実写化が発表されました。
それから1年以上が経過し、「実写化の話はどうなった?」とファンの間でも囁かれていましたが、ついに2024年1月19日の公開が決定しましたね!
ネット上ではキャスト予想が繰り広げられていましたが、その一方で「実写化は炎上必死だからやめてほしい」という意見もありました。
理由は様々ですが、キャスト発表後は「キャスティングがひどい」という声も多く、賛否両論のようですね。
この記事では、ゴールデンカムイの実写化に「やめてほしい」という声があがっている理由はなぜなのか、また「実写がひどい」と炎上しているのかどうかについて調べました。
ゴールデンカムイの実写化をやめてほしい理由はなぜ?
映画『#ゴールデンカムイ』
強烈なキャラクターたちに
魂を込めた超豪華キャスト陣を一挙解禁!!#山﨑賢人#山田杏奈#眞栄田郷敦#工藤阿須加#栁俊太郎 #矢本悠馬#大谷亮平#勝矢#木場勝己#大方斐紗子#秋辺デボ#マキタスポーツ#玉木宏 #舘ひろし\キャラクタービジュアル一挙公開ッ‼️/ pic.twitter.com/VOEG2cmjNc
— 映画『ゴールデンカムイ』公式アカウント (@kamuy_movie) August 29, 2023
キャラビジュアルを見ると、かなり原作に近づけている感じがしますよね。
それぞれの個性がしっかりと表現されています。
それなのに、キャスト発表後も「実写化はやめて」という声が続いているのはなぜでしょうか。
限られた時間で原作のストーリーをどこまで展開できるのか疑問
ゴールデンカムイは単行本で全31巻。
この壮大なストーリーを、120分程度の映画に落とし込むには無理がありますよね。
さらにゴールデンカムイといえば、アイヌの人々の暮らしや文化についても丁寧に描かれています。
ライフスタイルや生活雑貨、衣服の文様なども細かく描写されていて、アイヌ民族博物館や北海道アイヌ協会の理事長などからも高く評価されています。
原作ではアイヌの生活や考え方などを理解しながら読み進めることができますが、映画ではそれをどこまで触れるのか、場合によっては端折ってしまう可能性も考えられます。
そうなると、原作を知らない人が見たら、よく分からないままストーリーが展開していき、モヤモヤしてしまうかもしれません。
これまでにマンガを実写映画化したものを振り返ると、視聴後に不完全燃焼を訴える声が多く見られました。
もちろん、そうならないように制作側がしっかりと構成されていると思いますので、そこに期待したいですね。
ゴールデンカムイの実写化がひどいと炎上してる理由は?
ゴールデンカムイ(金カム実写)
・杉元佐一役=山崎賢人の約束された配役感
・アシリパさん役の顔芸に期待
・鶴見中尉:玉木宏(実写)大塚芳忠(アニメ声優)なにこのイケボとイケボの双璧
・牛山の再現度に刮目
・配役されていないのにトレンド入りするツイ民から絶対的信頼を得ている鈴木亮平 pic.twitter.com/c059QCXTpR— にワカのタイショー (@wasabitaishi) August 29, 2023
ゴールデンカムイの実写化に期待する声は、ネット上でも多く見られました。
一方で、不満を訴える意見も多く、ピンポイントで炎上していたようです。
その炎上ポイントを調べてみました。
筋肉が不足している
ゴールデンカムイといえば、登場人物が筋肉ムキムキでムチムチボディなのも見どころのひとつですよね。
マッチョたちがふんどし姿でぶつかり合うシーンや、露天風呂から素っ裸で敵の襲撃に向かっていくシーンなど、筋肉好きにもたまらない作品です。
キャストが発表される前は、主人公の杉本佐一役は鈴木亮平さんではないかという予想がツイッターなどでしばしば見られました。
鈴木亮平さんは変態仮面の実写で見事な筋肉を披露していましたよね。
主演に決まった山崎賢人さんも腹筋がバキバキに割れていて、現在公開中の「キングダム」でも美しい筋肉が話題になっています。
しかし、原作ファンからの不満で一番目にしたのは、「筋肉が足りない」という意見でした。
暑苦しいほどの筋肉集団を率いるには、山崎賢人さんの筋肉では物足りなさがあるようです。
また、大谷亮平さん演じる谷垣源次郎も「筋肉が足りない」との声が出ています。
谷垣といえば、服のボタンが弾け飛ぶほどの厚みのある筋肉の持ち主。
シュッとしたイメージの大谷さんですが、ビジュアルや予告映像では、首から上しか確認できませんでした。
スクリーンでは谷垣の筋肉を見せてくれることを期待しましょう!
原作のキャラクターとのギャップ
山崎賢人さんは素晴らしい役者さんではありますが、数々の死線をくぐりぬけてきた「不死身の杉本」をどこまで演じられるのでしょうか。
原作では、杉本が戦いの時に見せる、地獄からよみがえったような凄みや気迫なども魅力です。
泥臭い杉本を演じるには、山﨑賢人さんでは「キレイすぎる」という声もありました。
キレイすぎるといえば、眞栄田郷敦さんが演じる緒方百之助の「目がキレイすぎる」という意見も見られました。
尾形といえば、原作では孤高のスナイパーで内側に深い闇を抱えており、漆黒の黒目が特徴です。
キャラクタービジュアルを見ると、眞栄田さん扮する緒方の目が澄んでいてキレイなので、尾形の闇が感じられないことへの不満があがっているようです。
しかしながら、予告映像にちらりと映る眞栄田さんの目は重々しく凄みを感じられたので、尾形をどんなふうに演じるのか楽しみですね。
そしてキャスト発表で原作ファンが衝撃を受けたことの1つに、「月島軍曹の背が高い」ということもありました。
月島軍曹といえば、原作では小柄な体ながらも、喧嘩や白兵戦でその強さを発揮しています。
そんな月島軍曹を演じる工藤阿須加さんは、180㎝と長身のモデル体型の持ち主。
原作では、月島軍曹と鯉登少尉が一緒にいるシーンが多いですが、鯉登少尉のほうが月島軍曹より背が高いです。
2023年9月2日時点では、鯉登少尉のキャストは発表されていません。
工藤阿須加さんより背が高い役者さんは限られてきますので、誰が演じるのか気になるところです。
キャストの年齢
原作では、ヒロインのアシリパさんは10代前半くらい(おそらく12歳前後)と推定されます。
しかし、キャスティングされた山田杏奈さんは22歳。
原作とはかなり年齢差がありますので、その点を指摘する意見が多く見られました。
一方で、「これは仕方ない」という声も多かったです。
なぜなら、アイヌであるアシリパさんは動物をさばいて食するシーンがとても多いのです。
動物の脳を包丁でたたく「チタタプ」は、原作ファンにはおなじみですよね。
ほかにも、野生の熊と戦ったり、屈強な男性たちと共に敵と戦ったりと、颯爽と危険に立ち向かっていく強いアイヌの姿を体現しています。
このようなシーンだけでなく、複雑な設定のアシリパさんを子役に演じさせるのは難しいこともあるでしょう。
そのため、「賢明な判断である」という声も見られました。
一部炎上していたのは、アシリパさんの年齢が上がったように見えるキャスティングによって、「杉本とアシリパさんに恋愛要素が発生するのでは…?」との心配からだったようです。
原作では、杉本とアシリパさんは兄妹のようで対等なパートナーという関係です。
これを崩してしまうようなことはさすがにないと思いますが、少女ではないアシリパさんがどんなふうに演じられるのか楽しみですね。
まとめ
【直筆コメント到着!!】
なんと……
原作者の #野田サトル 先生から
直筆のコメントが到着ッ!!!!!!!!
━━━━━━━━━━━━映画『ゴールデンカムイ』
🎬2024年1月19日(金)公開をお楽しみに!!!!!!!#ゴールデンカムイ pic.twitter.com/09RLzdo0EB
— 映画『ゴールデンカムイ』公式アカウント (@kamuy_movie) August 29, 2023
今回は、ゴールデンカムイの実写化はやめてほしいという声がなぜ多いのか、また、実写化がひどいと炎上している理由についてお伝えしました。
原作ファンが大事にしているキャラクターイメージや世界観が、実写化によって「思っていたのと違った」となってしまうと、やめてほしいと思う気持ちはわかります。
また、なぜ「ひどい」という声があがったのか、その炎上する理由なども、原作が好きだからこその意見ばかりでした。
これだけ多くの人から愛されているゴールデンカムイの実写化について、原作の野田サトル先生からも「実際に見れば原作ファンも実写を愛せるはず」とのコメントがありました。
まだ見ていない方は、ぜひその言葉を信じましょう!