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やす子(芸人)の生い立ちは?自衛隊時代の階級や辞めた理由も

やす子(芸人)の 生い立ちは? 自衛隊時代の階級や 辞めた理由も エンタメ
やす子(芸人)の 生い立ちは? 自衛隊時代の階級や 辞めた理由も

迷彩服に七三分けがトレードマークのやす子さん。

いつも明るく元気な様子からは想像できないような生い立ちで、芸人になるまでの過去が話題になっています。

自衛官だったころのエピソードはバラエティなどで話していますが、当時の階級や辞めた理由も気になりますよね。

そこで今回は、芸人やす子さんの生い立ちや自衛隊時代の階級、辞めた理由について調べてみました。

 

芸人やす子の生い立ちは?

ネットでは、「壮絶な生い立ち」と書かれているのを見かけますよね。

いつも元気いっぱいなやす子さんを見ていると、本当にそのとおりなのか疑問に思う方もいるでしょう。

まずは、幼少期から自衛隊に入隊するまでをまとめました。

 

幼少期~中学時代

やす子さんが2歳のときに、ご両親が離婚。

母親に引き取られましたが、生活はかなり困窮していたようです。

中学生になると、窮地に陥った時だけ母親には内緒で自分から児童養護施設に保護されに行っていました。

窮地に陥った状況については、「言えない」と詳細を語ることを避けています。

やす子さんは思いやりがある人柄なので、母親への配慮なのかもしれません。

もしくは、当時のことは思い出したくない可能性も考えられます。

このときはいつもの笑顔ではなく、辛そうな表情だったのが印象に残っています。

10代前半の子供にとって窮地に陥るとなると、衣食住の中でも食に関わることだったのかもしれません。

育ち盛りなのにお腹いっぱい食べられないのは、それだけでもつらいですよね。

そして14~15歳のころに交通事故に遭うも奇跡的に助かったそうなのですが、この出来事がやす子さんの人生をネガティブな方向へと急転換させてしまいました。

当時をふりかえり、「そこからは家庭環境や人間関係が一気に悪化、学費を払えず散々な状況だった」と語っています。

「本当に人生をやめてしまおうかなと思う時があった」と、自ら命を絶つことも考えたほど。

多くを語っていませんが、心が折れてしまうほど大変な時期だったようです。

いつも笑顔で明るいイメージですが、このとき受けた心の傷はとても大きかったのでしょう。

 

いじめられた高校時代

高校生になった16~18歳は、施設で過ごしていました。

「施設では朝昼晩の3食ご飯が食べられて寝る場所もあり、ようやく自分の居場所ができたと思えた」と語っていたことから、母親との生活では居場所がなかったのかもしれません。

しかし、困窮した生活は変わらず、制服のお下がりは当たり前。

水泳部に入部するも、水着を買い替えるお金がなく、3年間着用し続けました。

修学旅行の費用は学校の先生が出してくれたそうです。

そして、些細なことをきっかけに壮絶ないじめがはじまりました。

いつも他人の悪口を話す友人に、「○○ちゃんって、ほんと女子だよね」と発言して反感を買ってしまいます。

それが瞬く間にクラス中に広まり、いじめへと発展。

男友達もいじめる側の女子に付くようになり、やす子さんの味方は誰もいなくなってしまいました。

さらに、施設から登校していることを周囲には隠していたのに、まさかの担任が暴露。

学校にも居場所がなくなり、休み時間は図書室で過ごしていたそうです。

「卒業までの3年間はトイレで昼食」と言っていたので、いじめは続いたのでしょう。

この経験から、大人になった今でも人間関係に苦手意識を持っているそうです。

しかし、児童養護施設では仲の良い友達ができ、現在でも連絡を取り合う仲なんだとか。

心の拠り所となる人がやす子さんのそばにいて、本当によかったです。

 

音信不通だった父親との現在

2023年2月20日に放送された『しゃべくり007』にやす子さんが出演したとき、2022年に父親と再会したことを話していました。

20年以上も音信不通だった父親との再会が叶ったきっかけは、なんとSNSでした。

やす子さんのアカウントに、やす子さんが生まれた日時など詳細を知る人物から連絡がありました。

送り主は、まさかの実父。

父方の祖父がテレビを見ていたときに、やす子さんの本名である「かのん」の名前を見つけます。

父親が確認してみると自分の娘であることが判明し、やす子さんに連絡したのだそうです。

やす子さんは、「父親と再会できて、芸人になって良かった」と語っていました。

偶然ですが、父親も元自衛官。

さらに偶然は重なり、父親も娘と同じく水泳や柔道をしていたんだとか。

それらの共通点だけでなく、見た目や話し方まで似ている父親を見て、「血がつながっていることを実感した」のだそう。

「自分のことを娘だと思ってくれている人がいることがうれしかった」とも語っていたやす子さん。

実の父親との再会は喜ばしいことだったようですね。

 

母親との関係

母親については、「疎遠だった」と語っていました。

関係は最悪で、16歳から22歳までの6年間は一度も会っていなかったそうです。

父親との再会を語るなかで、「うちの家庭はバラバラで、それをつなぎとめられたらいいなと思っていた。まず父親という部分が叶ってよかった」とも話していました。

芸人になってからは母親とも話すようになり、2023年12月3日にSNSに投稿した内容には、「今は母と妹とも仲が良い」とありました。

2024年4月7日放送の『行列ができる法律相談所』に出演したときには、1月に母親と妹と温泉旅行に行ったエピソードを話しています。

今では関係も良好なようで、これからも家族との時間を楽しんでほしいですね。

 

芸人やす子の自衛隊時代の階級は?

高校卒業後の2017年、やす子さんは迷わず自衛隊に入隊を決めたそうです。

その理由は、「衣食住が全部そろっているから」でした。

18歳を過ぎると施設を出なければならず、誰も助けてくれなくなる。

それなのに未成年であるがゆえに、後ろ盾なしでは家も借りられない。

そこで、「生きるために」入隊を決意しました。

入隊後は、京都府の大久保駐屯地で施設課に配属され、ドーザ手(ブルドーザーのオペレーター)として勤務。

退職する時点での階級は「陸士長」。

自衛官には全部で16階級が定められており、上から「幹部」「准尉」「曹」「士」となっていて、士長は「士」のトップです。

わずか2年の在籍でしたが、順調に階級が上がったようですね。

ちなみにやす子さんが務めていたドーザ手に女性が任命されることは少なく、周りは男性ばかり。

あの小さな体で大きなブルドーザーを操れるなんて、頼もしくてステキですよね。

 

芸人やす子が自衛隊を辞めた理由とは?

「居心地がよかった」と語る自衛隊を、わずか2年で退職したやす子さん。

その理由についてはこのように話していました。

「入隊して約1年半が経ったころ、急に『自衛隊、辞めよう!』という天の声みたいなのが降りてきた」のだとか。

自衛官は任期制のため、継続か否かは2年ごとに決められるそうです。

4年勤続で退職金が出るため、それまでは絶対に続けるつもりでいたのですが、突如降ってきた天の声で退職を決めました。

つまり、退職理由は「天からの思し召し」ということになりますね。

退職後のことは何も決まっていないのに、そのときちょうど前を歩いていた上官に「辞めます!」と伝えると、その日のうちに「任期がきたら退職」することが決定してしまいました。

自衛隊は退職しましたが、今は災害時に備え「即応予備自衛官」として年間30日の訓練を受けているそうです。

本業は芸人ですが、非常勤の自衛官でもあるやす子さん。

有事のときは(それどころではないと思いますが)、前線に立つ勇姿を見られるかもしれません。

 

まとめ

芸人やす子さんの生い立ちや自衛隊時代のエピソード(当時の階級や辞めた理由)をご紹介しました。

あの憎めないキャラクターの裏には、思いもよらない壮絶な生い立ちがありましたね。

でもそれを感じさせない笑顔やなにごとにも一生懸命な姿は、自衛隊時代に培われたのかもしれません。

短期間で階級を上げて順風満帆だったのに、自衛官を辞めた理由もやす子さんらしいかんじがします。

現在は芸人だけでなく女優としても活躍されていますが、これからもさまざま舞台で飛躍されることを願います!

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